今日はモミガラとブルーシートを雪山に被せる、雪室作成最後の作業です。
例年にない少雪の今年、遠敷峠も下の方は雪がどんどんなくなってきています。畜産団地跡も屋根雪はもうありません。
うずたかく積もっていた屋根雪も、もうこれだけしか残っていません。
このわずかに残った雪をかき集めて、できる範囲で雪山に追加しました。これまで何度も3月になってから雪の継ぎ足し作業をしていたのがウソのような話です。
雪の追加が終わり、今日の本番のモミガラ運搬です。
ペイローダーでモミガラを運び、トンパック並みの大袋に入れて、これを雪山の上に引っ張り上げて撒くのですが、この引っ張り上げ作業がずっと悩みの種でした。
今年はそこに救世主塔乗。NPO法人「若狭くらしに水舎」さんからお借りしたロープウィンチです。
ペイローダーでモミガラを運び、大型の袋に入れます。
この袋は底に巾着穴があって、そこから雪を出すことができます。
この袋をまずはバックホウで木柵の上に上げ、そこから雪山の前面斜面をロープウィンチで引き上げます。
モミガラの巻きだし作業は大変ですが、ロープウィンチと巾着袋のおかげで、袋の引き上げ作業はずいぶん楽になりました。
モミガラはたっぷり被せます。
断熱効果があるのはもちろんですが、雪山が融けていくと、その形に追随して、すき間なく被さり続けてくれるので、雪室効果が長く保てます。
モミガラの上からブルーシートをかけて、丸太を上に置きます。
これまではブルーシートが飛ばないようにロープで周りの柱にくくっていたのですが、その方式だとどうしてもすき間ができてしまいます。
この方式なら雪山が融けて下がっていくのに追随してくれるのではないかと、試しにやってみることにしました。何事も「やってみる」ことが大事です。
雪室完成です。
例年より少し雪山が低いですが、例年以上にガチガチに固めてあるので、6月中旬くらいまで持ってくれないかなあと期待しています。
今日はお米の搬入がありました。現在、酢、日本酒、米、へしこ(減塩へしこ)、コーヒー豆を貯蔵中です。