上根来での活動のひとつにアブラギリ活用があって、葉を使った寿司作りを一昨年くらいまでやっていた。「葉寿司弁当」を作って売り出そうとしていたのだが、どうも業者さんのノリが悪くて中断しているのだが、そういうことがあったので、上根来に来るたびにアブラギリの葉の様子は注意してみている。
アブラギリの葉はとにかく虫食いがひどくて、きれいな葉はあまりない。そのため、葉を集めようとするとけっこうな労力がいるのだが、今年はどうも虫食いが少ないような気がしていた。
そこで今日、久々に(3年ぶりか?)葉っぱ集めをしてみた。
行き掛けに杉林の中の日陰になっているところでざっと集めてみると、歩留まりが非常にいい。10分ほどで100枚くらい集まった。汗もほとんどかかなかった。3年前は200枚集めるのに2時間ほどかかり、さらにもう汗だくで、ゲストハウスの風呂にさばーっと入るのを唯一の楽しみにがんばっていたのだから、もう天地の差である。
3年前は現場で葉っぱだけ切り取っていたが、軸の根本からポキっと簡単に折れることがわかったので、軸ごとどんどん集めてきた。これを大中小のサイズわけをして、葉っぱの両面をさっと拭く。
そして軸を切り取ってきれいに重ねていく。地道な作業だが、助太郎は涼しくて作業場にもってこいだ。
30枚重ねて新聞紙できれいに包んでジップロック(フリーザーバッグ)に入れる。以前は直接ジップロックにいれていたので、凍った状態で動かすと葉っぱが砕けてしまって使えなくなってしまったものがかなりあったが、こうしておけば大丈夫である。
さらに上根来集落の集合墓地近くでも追加採取。午後1時頃でけっこう汗をかいたけれど、20分ほどでさらに100枚ほど集められた。
杉林の中が日陰で作業が楽なこと、また葉っぱが日焼けせずに赤っぽくなっていないこと、さらにどうやら日陰のほうが虫食いが少ないようであることがわかってきた。
今日はとりあえず30枚×7パックで210枚集められたので、持って帰って自宅のフリーザーに入れた。これで「大人の林間学校」で葉寿司を作ろうということになっても大丈夫だ。
山の中をうろうろするのは嫌ではなくむしろ結構性に合っているというか楽しいので、明日あたりもまたやろうかな。