ひとまず雪室完成

雪室作りの最終段階、断熱用のもみがらを被せる作業である。秋に運んでおいたトラック10台分のモミガラを、ペイローダーで運び、広げたブルーシートの上に積み上げる。これをトラロープで巾着のように結ぶ。

 

雪山の上に滑車をセットし、二重にしたトラロープの一端はモミガラ巾着に結び、もう一端はペーローダーに結んで、ローダーの力で引き上げ、雪山の上でロープをほどいてモミガラを雪山の上にまく。

 

一昨日、ブルーシートの天端まで数10cmほど残して雪を積み上げたのだが今日はこのとおり、ほぼ天端までモミガラが積み上がった。モミガラの厚さは30~50cmにはなっているだろう。これが断熱材となって、春以降も雪が解けるのを防いでくれる。断熱シート+ブルーシートで覆っていたころは、雪が融けるとシート類との間に空間ができて、いっそう融雪が促されてしまっていたのだが、モミガラなら融けた部分を埋めていってくれるので隙間ができず、雪が長持ちするのだ。

 

モミガラをひととおり上げて、入り口の間伐材柵も作り、一段落。みんなで記念撮影。上根来の住民(元住民)の人たちと、我々地縁ではないボランティアが協働できることは、本当に嬉しい。これからもどうかよろしくお願いします。