上根来では年に1度の住民・元住民が集まる「施餓鬼」がお寺で行われたのだが、その法事の前にあこ君が今年の「低炭素杯2015」でオーディエンス賞を獲得したプレゼンをやってくれた。
お寺の中にプロジェクターとスクリーンをKさんがセットしてくれて、あこ君が話をした。
住民・元住民、そして上根来での生活経験がないであろう若い人たちや子どもも集まっている。
実質人口ゼロ人になった集落、普通は「集落跡」と呼ばれるはずのところなのに、お寺がちゃんと維持され、住民が大掃除をし、そしてお盆に多くの人が集まる。
「誰も住んでいないのに地域コミュニティが残っている」ということだから、これはすごいことだなあと改めて思う。
これが少しでも長く続くように、ちょっとでも力になれたらと思う。さらにできれば誰かが、たとえ済まなくてもいいから、この上根来から生活の糧を得られるようになれば最高だ。
そのために焦らずじっくり活動していこう。この写真をみて、改めてそう思った。