雪室を開けてみました

雪室を開いてみました。

2月2日に入れたから38日ぶりです。

ブルーシートと断熱シートを外してみると、3月1日より少し低くなったようです。

バックホウにて掘削します。

雪はスコップでは掘れないくらいに硬く、もう氷のようになっていて、バックホウも浮き上がりながら掘っていました。

やがて貯蔵庫が出てきました。いよいよ中から食材を取り出します。

1ヶ月以上たっても野菜はあまりしおれていません。

葉野菜は葉の先端がしなびたり変色しているものの、本体はおおむね良好です。

ただ玉ねぎはダメみたいです。

根菜類はおおむね良好でしたが、サツマイモはちょっとカビらしきものが生えていました。

試しに野菜を味噌汁に、サツマイモを焼き芋にしてみました。

味噌汁はなかなか美味しかったのですが、白菜は生でも甘みがわかりました。

サツマイモは実に甘くて美味しくなっていました。

一番美味しかったのはリンゴです。1か月たっているとはとても思えないほど果汁たっぷりで、種の周りに透明感のある蜜の部分ができて、しゃきしゃきで甘~いリンゴになっていました。

はっさくも、すっぱさが薄まって、何よりむっちゃジューシー。果物はいけそうです。

そして根菜。人参も実に甘くなっていたが、驚きは大根。みずみずしく甘くて、そのまま生でばりばり食べられます。これはサラダにいいなあと思いました。

ということで、野菜と果物はいける!とわかりました。

埋戻し作業です。

4月にもう一度開けたときに埋め戻すための雪も集めて、できるだけ雪山を大きくしました。

柱の向こうあたりが頂上だったのが、左に大きく尾根が拡大しました。

これで6月くらいまで雪が残ってくれるのではなかろうかと期待しています。

4月には残った食材を取り出し、入れ替えもやってみたいと思います。